高齢社会 問題

高齢社会が抱える問題

日本における人口構造が変化し、若者以上に高齢者の占める割合が圧倒的に多い社会で、2004年4月に施行された介護保険制度は、このような社会の構造を見越した仕組みとなっています。

 

高齢者介護を社会全体で支える仕組みを構築しようとする仕組みは、従来では福祉や介護は施しの世界と捉えてきた措置制度を大きく変え、介護保険料を支払うことによて当然の権利として利用することができる介護サービスという形に変換させました。

 

しかしながら、介護保険制度を利用する要介護者の実態をみていくと、高齢者の置かれている問題が顕在化してきます。要介護状態になる高齢者の比率は、60代では3%、80歳〜84歳では約30%、85歳以上に至っては約56%と上昇傾向にあります。

 

高齢化がさらに進行していくことを考慮すると、介護は誰にでも、どの家庭においても起こりうる可能性があるといえるでしょう。したがって、これからは介護の問題を将来みなに起こりうる問題として捉え、生活設計をしていくことが大切です。

 

介護・福祉は当事者にならなければ、実感できないという側面は否めませんが、他人事ではなく身近な自分事として捉え、真剣に考えていく必要があるといえるでしょう。今後の日本を考えていくと、長寿国になるという流れは止められず、介護大国として社会構造そのものを変革していくことが求められています。

 

共に支えあう社会構造を構築していくことが、高齢化問題を解決する糸口になるのではないでしょうか。